オーストラリアのマリーバでワーホリ中のTomo(@tomo_lev1)です。
みなさん、海外送金ってやったことありますか?
ワーキングホリデーでオーストラリアに来てますが、日本の銀行口座の残高がピンチになってしまいました…。
そこで今回は、『カレンシーオンライン(Currency Online)』というネット両替サービスを活用してオーストラリアから日本へ海外送金してみましたので、やり方や注意点などをご紹介させて頂きます。
2016年7月20日追記
『TransferWise(トランスファーワイズ)』という海外送金サービスを活用してオーストラリアから日本に海外送金してみました。
1000AUDを円に両替して送金しましたが、送金に掛かった手数料(Fee)は、TransferWiseに支払った13.43ドルのみでした。
詳細は下記記事にてご紹介してますので、初めて海外送金される方は参考にしてみてください。
海外送金しようと思った訳とは?
海外送金とは漢字の通りで、海外からお金を送金することです。
私の場合はオーストラリアから日本へ送金したのですが、送金したい事情は人それぞれあると思います。
日本を出国する際、自分が海外送金なんて思ってませんでした。
オーストラリアで生活し始めて8ヶ月が経とうとしてますが、けっこう日本の銀行口座からお金が出て行くんですよね。
例えば、クレジットカードの分割の支払いや税金の支払い、携帯電話代の支払いなどなど。。。
気づけば、残高がかなりやばい状況になってました。
そこで、オーストラリアで稼いだお金を日本に送金しようと考えたのです。
どうやって海外送金するの?
オーストラリアから日本に海外送金する方法はいくつかあると思いますが、私が実際に試した方法をご紹介したいと思います。
海外送金に必要なもの
海外送金するにあたり必要なものは、3つです。
下記のとおり。
- オーストラリアの銀行口座
- オーストラリアからの送金を受け取る日本の銀行口座
- 送金するお金
オーストラリアの銀行口座は、オーストラリアに滞在している人ならほとんどの方が持っているので問題ないと思いますが、私はANZ(オーストラリア・ニュージーランド銀行)という銀行で口座を開設しましたので、こちらの記事にまとめてます。
で、やっかいなのが、オーストラリアからの送金を受け取る日本の銀行口座です。
多くの日本の銀行口座は海外からの送金を受け付けることは可能だと思いますが、注意するポイントとして海外から送金を受け取る際、手数料が掛かります。
具体的に掛かる手数料は、2つ。
下記のとおり。
- 被仕向送金手数料(ひしむけそうきんてすうりょう)
- リフティングチャージ
被仕向送金手数料は、海外からの送金を受け取る際に発生する手数料で、リフティングチャージは、送金したお金がいくつかの銀行を経由して自分の銀行に送金されのですが、そこで発生する手数料のようです。
それぞれの手数料は銀行によって変わり、だいたい各2,000円程掛かるようです。
私はメインバンクとして東京三菱UFJ銀行の口座を利用してますが、ここだと被仕向送金手数料・リフティングチャージの両方の手数料がかかります。
そこで、上記記事を参考に新生銀行のパワーフレックスの口座に送金することにしました。
参考 »他の銀行等から外貨を「受け取る」(被仕向送金)|新生銀行
新生銀行だと、手数料は被仕向送金は無料で、リフティングチャージのみです。
注意点として、海外からの口座開設は受け付けないようですので、出国前に口座を開設しておくとよいでしょう。
ネット両替
次にネット両替についてご説明します。
オーストラリアドルをそのまま日本に送金しても問題ないですが、日本でオーストラリアドルはそのまま使えないですよね。汗
どこかのタイミングでオーストラリアドルを円に両替する必要があります。
そこで活用したのが、このカレンシーオンラインというネット両替サービスです。
ここを選んだ理由は、3つです。
下記のとおり。
- オンライン上で両替ができる
- 手数料が明瞭で良心的
- 様々な通貨に対応している
オーストラリアドルを日本円に両替したい場合、10,000オーストラリアドル以上だと手数料は無料で、10,000オーストラリアドル以下の場合、12オーストラリアドルが手数料として掛かります。
実際に海外送金してみた
それでは、実際に海外送金をしてみましたので、一連の流れを見てみましょう。
事前に流れをざっくりまとめておくと、下記のとおり。
- 1.カレンシーオンラインの口座を開設する
- 2.カレンシーオンラインで両替手続きをする
- 3.カレンシーオンラインが指定する口座に振り込む
- 4.日本の送金受取口座の着金確認
この4ステップになります。
1.カレンシーオンラインの口座を開設する
はじめに、カレンシーオンラインの口座を開設しましょう。
開設自体は簡単です。
私は下記記事を参考にしながら、口座を開設をしました。
無事口座手続きが完了したら、このようなメールが自動返信で送られて来ます。
2.カレンシーオンラインで両替手続きをする
次は、カレンシーオンラインで両替手続きをしましょう。
具体的なやり方はこちらの記事を参考にしてみて下さい。
手続きの画面で日本の受取銀行口座の情報を入力する画面が出てきます。
新生銀行はこちらに詳細が書いてますので、参考にしてみて下さい。
あと、最後に両替レートを決定する画面が出てくると思います。
レートはリアルタイムで変動しますので、少しでも良いレートで両替したい方は、良いレートになった瞬間に確定ボダンを押すようにしましょう。
手続きが完了すると、カレンシーオンラインから自動返信のメールが届きます。
PDFに今回の両替内容の詳細とカレンシーオンラインが指定する振込先口座の情報が記載されてますので、内容を確認して下さい。
私が両替したのは11月30日で、当日のレートは87.20193オーストラリアドルでした。
100,000円分を日本に送金したかったので、1,146.76オーストラリアドルが今回の金額になります。
3.カレンシーオンラインが指定する口座に振り込む
次はカレンシーオンラインから送られてきたPDFに記載されている指定口座への振込です。
口座の詳細はここでは記載出来ませんが、振込先の口座名義と銀行名は下記のとおり記載されてました。
- Account Name:HIFX Ltd Security Trust Account
- Bank Name:National Australia Bank
私は、オーストラリアのメインバンクはANZを利用してますが、NABのアカウントも持っているので、ANZでお金を引き出してNABから指定された口座に振り込むことにしました。
今回は1,146.76オーストラリアドルが必要なので、ANZの窓口で1,200オーストラリアドルを引き出して、その足でNABに向かいました。
NABに着いたら、窓口で1200オーストラリアドルをデポジットし振込もしたいと伝えたとこと、振込はオンラインバンキングで出来ると言われ、窓口横にあるパソコンを案内されました。
スタッフの案内のもと、NABを開設した際に登録したアイパスでサイトにログインし、振込手続きを行いました。
振込の詳細は割愛しますが、とても簡単です。
振込先の情報は間違えないよう、正しく入力しましょう。
トラブル発生!?
ここまで順調にきてましたが、ここからちょっと面倒なことが発生します。
2015年12月1日にカレンシーオンラインが指定する口座に振り込みをした訳ですが、12月2日にカレンシーオンラインからメールが届きました。
英語が苦手なんで詳しいことは分からないですが、どうやらまだカレンシーオンラインが指定した口座への振込確認が取れていないようです。
ちゃんと振り込んだはずなんだけどなぁ…
メールには、もし振込済みの場合、振り込んだ証拠と振込元のアカウント情報を送ってほしいと書いてありましたので、
こんな感じでNABの振込画面をキャプチャして私のアカウント情報と一緒に送信しました。
すると、振込の確認が取れたようで、翌日
私の新生銀行の口座に振込手続きをしましたみたいな内容のメールを受信しました。
あとは新生銀行の口座に振り込まれるのを待つだけのはずでしたが、
12月4日にカレンシーオンラインから1通のメールが、、、
ん!?
新生銀行の口座に振込ができなかったみたいで、正しいアカウント情報を教えてほしいだと。
言われた通り、新生銀行の口座情報を記載して送信しました。
そして、12月7日、カレンシーオンラインからメールが届き
あなたのタイプミスがあったから、修正して銀行に連絡してみるね、みたいな内容のメールを受信しました。
タイプミスした覚えはないけど、まあしょうがない。
着金確認
新生銀行の口座に振り込まれてるか新生パワーダイレクトから確認してみることに。
すると、
12月7日付けで97,500円が振り込まれてました。
オーストラリアから100,000円を送金して97,500円が振り込まれているので、差額の2,500円がリフティングチャージみたいですね。
新生銀行は、口座のステージによりますが、最低でも月1回、他行への振込手数料が無料になりますので、早速日本のメインバンクである三菱東京UFJ銀行の口座に振込しました。
最後に
いかがでしたでしょうか。
海外送金って面倒くさいイメージがありましたが、実際やってみてやっぱり面倒くさかったです。笑
でも、今回やってみて一連の流れは習得出来たので、オーストラリアから日本以外にも、様々な場面で海外送金をすることが出来ると思います。
何事もチャレンジすることが大切ですね。
コメント
はじめまして。
お忙しいところ、失礼いたします。
質問がありメッセージをお送り致しました。
日本からユーロ圏への送金のためにCurrency Onlineを利用しようと思っておりまして、今回こちらのページを拝見して勉強をおりました。詳しく情報が記載されており、大変勉強になりありがたく拝見しております。
Currency onlineの振込先を予め日本の銀行に郵送で登録しようと思っているのですが、ネット上で検索した時のCurrency Onlineの口座情報、試しにCurrency Onlineで取引をして得た口座情報(今回は口座情報を得るためだけに取引を登録したので、入金するつもりはないのですが)が異なっておりました。 入金先の口座が取引によって異なるということがあるのでしょうか。
もし、お分かりでしたら、ご教示を頂けますと助かります。
よろしくお願いいたします。
滝沢さん
メッセージありがとうございます。
カレンシーオンラインの振込先についてですが、私が昨年の11月に利用した際、取引後にカレンシーオンラインからPDFが添付されたメールを受信して、そこに記載されていた振込先口座に入金しました。
Account nameがHIFX Ltd Security Trust Accountと記載されていたので、念のためネットで検索したところ、会社は存在してるようでしたので、騙されないことを祈りながら、指定された振込先の口座に振り込んだのを覚えてます。汗
オンラインカレンシーはまだ1度しか利用したことが無いので、詳しいこと分からないですが、振込先の口座情報が一致しないのは、なにか気になりますよね…
一度カレンシーオンラインのカスタマーセンターに問い合わせしてみるのが確実かと思います。
すみません、的確なアドバイスが出来ず申し訳ございません。
こんにちは。現在オーストラリアでワーホリ中のHiroと申します。
ブログを拝見したところTomoさんは、currency onlineとtransfer wiseどちらも利用されているようですが、どちらの方がお得とかおすすめはありますでしょうか?
来月日本に帰国予定で、お金をどうしようか今慌てているところなので、教えて頂けないでしょうか?
Hiroさん
はじめまして、Tomoです。
ブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。
使い勝手という点においては、currency onlineとtransfer wiseも大差ないので、海外送金に掛かる手数料で比較すると、
■currency onlineの手数料
10,000AUS未満:12ドル+リフティングチャージ+被仕向送金手数料
10,000AUS以上:リフティングチャージ+被仕向送金手数料
■transfer wiseの手数料
50,000円以下:250円
50,001円以上:送金額の0.5%
transfer wiseの場合、手数料はtransfer wiseに支払う手数料のみとなります。
https://transferwise.com/ja/help/article/2623608//
手数料を加味した結果、currency onlineとtransfer wiseを使い分ける損益分岐点としては、
10,000AUS未満の送金なら、transfer wise
10,000AUS以上の送金なら、currency online
がお得となります。
ちなみに、新生銀行やソニー銀行などの『外貨預金口座』をお持ちでしたら、オーストラリアの銀行から直接日本の外貨預金口座に『オーストラリアドル建て』で送金することもできます。
私はANZから新生銀行の外貨預金口座にオーストラリアドル建てで送金しましたが、為替レートがいいタイミングで、ちょっとずつオーストラリアドルから円に両替してます。
参考
https://tomofeed.com/anz-international-transfer/
よかったらご参考にしてみてください。
その他、ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。