実は儲からない!?マリーバのチキンファクトリーの最新情報2015

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オーストラリアのマリーバでワーホリ中のTomo(@tomo_lev1)です。

今回は、現在マリーバのチキンファームで働いている「じゅんさん」にチキンファクトリーの最新情報を提供して頂きました。

じゅんさんは台湾に3年ほど駐在経験があり、中国語がめちゃくちゃ上手です!!

じゅんさんのキャラバンで無料の中国語講座も開催してますので、興味の有る方は是非参加してみて下さい!

それでは、さっそくどーぞ!!

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はじめに

2016年7月から変更される税法(タックスリターンの廃止)を直前に控えた今、「出稼ぎ」を目的にするワーホリメーカーが少なくないと思われるが、ネット上で「稼げる」ともてはやされているマリーバのチキンファクトリーは、実は今オススメできる状況ではない。

▼参考記事

 チキンファクトリーで働き始めて8週間。僕の知っている情報、大、大、大公開します! | まいさいぱくちー
チキンファクトリーで働き始めて8週間。僕の知っている情報、大、大、大公開します! | まいさいぱくちー

理由は大きく分けて3つある。

1.オススメできない3つの理由

オーストラリア チキンファクトリー

1-1.時給が年々下がっており、ポジションによっては勤務時間が短い

2年前の2013年には時給$24を超えていたが、2014年には$23台になり、2015年10月現在の基本時給は$22.33にまで急落している。確かにオーストラリアの他の仕事に比べれば高時給の部類に入るのだろうが、以前に比べると格段に低くなってしまっている。

また、基本的には週4日の1日10時間労働なので、週40時間の勤務時間が確保されるが、(実際、1日30分のランチタイムは給与に加算されないため、給与が発生するのは38時間)

ポジションによっては1日8時間しか働けないポジションや、週5日で8時間以下の勤務時間になることもある。

仮に週38時間働いたとして、時給$22.33で計算すると、総支給額は$848.54になり、そこから約15%の税金が引かれるため、手取りは約$740になる。それがチキンファクトリーの現在の基本的な給料であり、上に書いた通りポジションによっては時間数が短くなることもあるので手取りで$600前半〜$700そこそこになることも十分にありえる。

手取りが$700を下回ってくるとどうしても他のマリーバのファームやローカルジョブに比べると見劣りしてしまうのだ。

1-2.仕事がすぐに回ってこない

マリーバ関連のいくつかのブログ効果により、わずか半年の間にマリーバに仕事を求めてやって来る日本人の数が10倍以上に膨れ上がり、従業員の離職が少ないチキンファクトリーの募集人数に対し、求職者が多くなりすぎているため、仕事がもらえる可能性がかなり低くなってしまっている。

実際にチキンファクトリーで働く日本人も1年前は1人だけだったようだが、現在2015年10月時点では約15人にまで急増している。マリーバで日本人に人気のある宿泊施設「リバーサイドキャラバンパーク」においては、1年前は日本人が5人程だったと聞くが、今はなんと70人近くが住んでいるという情報もある。

1-3.セカンドビザの取得に時間がかかる

チキンファクトリーの仕事はポジションにもよるが、基本週4日であるため、セカンドビザ申請の条件である88日間の勤務日数を満たすのに約5ヶ月は掛かってしまう。

週5、6日働けるファームに比べるとその点チキンファクトリーは不利である。

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2.チキンファクトリーの概要

オーストラリア チキンファクトリー

そんなオススメできないチキンファクトリーではあるが、ざっくり概要を説明する。

オーストラリア大手の「Baida Poulty」はオーストラリア国内に8つの鶏肉精肉工場があり、そのうちの1つがここマリーバにあるいわゆるチキンファクトリーである。

そしてColesやWoolworth等大手食品スーパーに売っている鶏肉のパッケージ上にある「Steggles」はここの会社のブランド名である。

工場では、オーストラリア人の他、ニュージーランド、ヨーロピアン、インド系がいるが、多くはアジア圏(香港、台湾、ベトナム、日本)の従業員であり、8割以上を占めているように見受けられる。実際聞こえてくる言葉は中国語が多い。男女比は大体半分半分。

2-1.勤務時間と出勤方法

基本的には早番と遅番に分けられる。

早番:4:45 – 14:45(うち、15分休憩×2、昼食30分休憩×1、実質労働時間9時間)

遅番:9:00 – 19:00(うち、15分休憩×2、昼食30分休憩×1、実質労働時間9時間)

  • ポジションによって上の早番よりも早いシフトや、遅番よりも遅いシフトもあるが、多くのポジションは上記のいずれかの勤務時間に振り分けられる。

上記の時間で週4日(月、火、木、金)の勤務が基本であり、週休3日で2日働いたら休みというのは嬉しいところである。

出勤方法に関しては、各自それぞれ自分で出勤することになる。送迎などはない。

多くの従業員は自分の車で来ているが、マリーバ中心部から2キロ程度しかないので、自転車でも十分に通勤できる距離である。

2-2.仕事内容

  • ハンギング

生きた鶏をレーンに吊り下げる(手足をばたつかせたり糞尿を浴びせかけたりしながら、必死に抵抗するらしい)

  • キル

その名の通り、鶏を殺す

  • ディボーン(カット、パッキング)

ホールチキンとなった鶏肉を、もも肉、むね肉、手羽などに切り分け、それぞれをパッキングする。

※ちなみに、カットの仕事は他の仕事とは違いAPG(※下記項目参照)経由ではない(公に募集はしておらず、紹介のみで雇っているようだ)。ちなみにカットはチキンファクトリー唯一の歩合制であり、1羽カットごとに$0.5。超ベテランになると20数秒で1羽切り終わるため、多少のタイムロスを加味したとしても1時間で$60以上は稼いでいると思われる。

  • マリネート

ホールチキンとなった鶏肉の足をひたすら結ぶ

  • ディストリビューター1

梱包された箱を種類ごとに仕分ける

  • ディストリビューター2

梱包された商品を出荷先のオーダーに応じて仕分ける

2-3.仕事に必要なもの

・冬服(トレーナー、ダウンジャケット、ニット帽、厚手の靴下等)

(寒さに強い人は当然薄着でも全然構わない)

(使い捨てのフード付き白衣、マスク、軍手、ゴム手袋、長靴などは無料で支給される)

・必要な人は防音イヤパッド

工場内は常にファンの音がうるさいので、イヤパッドを装着する人が多い。必ずしも装着しなければいけないというわけではない。ちなみに耳栓も支給されるがイヤパッドの方が脱着が簡単。

3.アプライ方法、仕事開始までの流れ

それでは、どのようにしてチキンファクトリーで働けるのか、アプライ方法を紹介する。

チキンファクトリーはマリーバの他のファームと違い、直接アプライすることはできない。

メインストリートにある「APG」というエージェントに行き、そこからチキンファクトリーの仕事をもらえる。

マリーバ APG

①まずはAPGのホームページからネット上で求職の申請をする。

②実際にAPGのオフィスに行き、仕事の空き状況を確認する。

③空いているポジションがあれば、APGとチキンファクトリーの大量の契約書にサインし、チキンファクトリーの仕事内容を紹介するビデオを見せられる。

空いているポジションがなければ、ウェイティングリストに名前を書き、連絡が来るのを待つ。(基本、待っているだけでは連絡は来ないので、定期的にAPGのオフィスに行った方がよい)

④契約書にサインを済ませた後、指定日にチキンファクトリーに行き、ここでも契約書にサインをし、仕事内容の詳細と勤務開始日が伝えられる。それと同時に入場許可証やタイムカードの発行などの事務手続きが行われる。

⑤勤務開始。(最初の1週間は約5時間勤務で、翌週から正規の勤務時間で働く。)

4.201510月時点の採用状況

オーストラリア チキンファクトリー

ここ最近、1、2周間待っていた人がちらほらと決まり始めている印象を受ける。

実際にキャラバンパークにいる日本人はここ3週間程で4人決まっている。

理由としてはちょうど最近チキンファクトリーで働いている人がビザの関係で辞める人がいるからだと思われる。逆に8月や9月は辞める人が少なく、雇い入れる数も少なかった。

つまり、タイミングよくポジションが空くかどうかは完全に運次第である。

あとクリスマスシーズンには鶏肉の需要が増えるため、雇用人数が増えるという噂もある。

他のファームと同様に「今仕事はない」と冷たくあしらわれようが、それでも足繁くAPGに通い詰めることが採用される可能性を高める最良の手段である。

5.チキンファクトリーの5つの良いところ

オーストラリア チキンファクトリー

言うほどオススメできないチキンファクトリーではありながら、メリットもいくつかある。

ここでは5つの良いところを紹介したい。

5-1.仕事が安定している

ファームジョブとは違い、天候に左右されず、豊作不作もないため、仕事がないことがまずない。他のファームで働いている人たちは「今週は仕事が無い」とのことで週3、4日しか働けないこともざらにあるようだ。雨の日に足元がぬかるんで体力が奪われることもない。

5-2.3ヶ月働けば時給が上がる

聞くところによると、3ヶ月働けば$1.8近く上がるとのことので、仮に初め時給が$22.33であれば、3ヶ月後に約$24までの時給アップが見込める。

5-3.連続して1年間働くことができる

基本的にワーホリメーカーは一雇用主のもとで最大6ヶ月しか働けないというルールがあるが、セカンドビザを申請し、ファーストの6ヶ月分とセカンドの6ヶ月分を使用することで連続して合計1年間働くことができる。仕事を変える必要がなく時間のロスがないため、一度決まってしまえば安定してより多く稼ぐことができる。

5-4.鶏肉が格安で買える

他のファームでそれぞれの作物がタダでもらえるのと同様に、チキンファクトリーでもさすがにタダではないが、格安で鶏肉を購入することができる。例えば最近の購入例で言うと、20キロの鶏肉(色々な部位が混在)を19ドルで買った日本人がいる。100グラムあたり日本円で10円弱というから破格である。ただし、基本的に10キロ以上(部位によって様々)と一度に大量購入が必要であるため、多くの人は冷凍保存するか、他の人と共同で購入するかというようにしているようだ。

5-5.室内作業で夏は涼しい

基本チキンファクトリーの工場内は4℃に保たれており、常に冷蔵庫に入っている状態で作業をする。皆、トレーナーやダウンジャケットを着込んではいるものの、基本腕だけしか動かさないパッキングなどのポジションでは寒く感じるかもしれないが、梱包された箱の仕分け作業をするポジションでは全身を使った力仕事をするのでさほど寒くは感じない。冷え性の女の子には少し辛そうではある。また、ファームの屋外作業とは違い、日光に当たらないので日焼けもしないし、マリーバの非常に暑い夏でも体力も奪われにくい。

6.まとめ

オーストラリア チキンファクトリー

ブログ等のネット上の情報によると、マリーバのチキンファクトリーはかなり稼げる印象を受けるが、必ずしもそうではなく、他にも稼げるファームやローカルジョブがたくさんあるということを強調したい。ただ、時給$22.33、週4日の勤務(週休3日)、手取りが週に650〜750くらいで十分、さらに多少仕事が回ってくるのが遅くても問題ないという人にとってはマリーバのチキンファクトリーは悪くない選択肢だと思う。

手取りで平均$700あれば、月に日本円換算で約30万円稼げることになり、なおかつキャラバンパークのテントに住めば週のレントは$70と格安で、自炊をすれば食費も安く済ませることができるため、質素な生活を送れば1ヶ月に軽く20万円は貯金できる。

以上をふまえたうえで、興味のある人は是非チキンファクトリーにチャレンジしてほしい。